• やまがた内科クリニック
  • TEL.0166-32-3461
  • 0166-32-3461
  • 診療受付時間[月・火・水・金] 午前8:00〜11:30 / 午後13:30〜16:30 [木・土] 午前8:00〜11:30
  • 診療受付時間[月・火・水・金] 午前8:00〜11:30 / 午後13:30〜16:30 [木・土] 午前8:00〜11:30
  • わかりやすく、安心していただける医療を目指して——あなたの健康をサポートします。
    • 生活習慣病とは

      生活習慣病とは、生活習慣が要因となって発生するものです。生活習慣には、食事、飲酒、喫煙、運動、睡眠などがあります。これらについて悪い習慣がひとつまたは複数あると生活習慣病がおこります。なかでも、糖尿病、脳卒中、心臓病、脂質異常症、高血圧、肥満の病気が多く挙げられています。ここでは、糖尿病、脂質異常症、高血圧、肥満を詳しく説明致します。

  • どんな病気?
  • 糖尿病

    一度発症したら完治はしないものの、血糖値を正常レベルに保つことでコントロールが可能です。そのためには食事療法、運動療法が必要で、薬を使用することもあります。糖尿病が怖いのは、自覚症状なしに合併症を引き起こす事です。日本では糖尿病の合併症により、人工透析を始める人が年間1万人以上、失明する人が3千人以上います。その他にも命に関わる病気を発症する事もあります。早期発見をしていただくため定期検診を受けるようにしましょう。

    • 糖尿病
    • 治療法

      治療は基本的に食事療法、運動療法、薬物療法の3つを組み合わせて行われます。なかでも食事療法は治療の土台となります。適切な食事は量や栄養素の配分を調節することにより、血糖をコントロールすることです。また運動療法では動脈硬化の予防に効果があります。しかし合併症がある場合は病状を悪化させてしまう事があります。しっかりと医師と相談する事が大切です。

    脂質異常症

    脂質異常症とは、血液中にふくまれるコレステロールや中性脂肪などの脂質が、基準よりも多い状態のことをいいます。血液中に余分な脂質が多くなると、動脈硬化を起こしやすくなり、心筋梗塞や脳卒中などのリスクが高くなります。
    1. 悪玉コレステロールが多い高LDLコレステロール血症
    2. 善玉コレステロールが低い低HDLコレステロール血症
    3. 中性脂肪が多い高トリグリセライド血症(TG血症)
    と大きく3つに分けられます。症状がないうちから自分にとって必要な予防法を実践して防ぎましょう

    • 脂質異常症
    • 治療法

      脂質異常症を発症してしまった場合、改善するための方法として最も重要なのは食生活の改善です。青魚、海藻類、根菜類は改善に大変適しています。その他にも身近にある食材で十分改善できます。運動療法では継続していくことで効果が出ます。段々と体を慣らして行く必要があります。食事療法や運動療法で効果が現れない場合、医師の診断を受け、適切な薬物を利用した薬物療法を行います。

    高血圧

    高血圧とは血圧と血管の中の圧力で、高血圧症とは動脈に異常に高い圧がかかる状態。脳卒中や心臓病など致命的な合併症を起こす病気。高血圧症の症状は、頭痛、肩凝り、耳鳴り、めまい、動悸、吐き気、手足のしびれ等です。
    1. 本態性 以下の諸要因がなく遺伝素因によるとされており、高血圧の中で最も多いタイプです。原因ははっきり分かっていません。
    2. 腎実質性 腎機能が悪くなると血圧が高くなります。
    3. 腎血管性 何らかの原因で腎動脈が狭窄すると、昇圧物質が分泌されて高血圧になります。
    4. 内分泌性 甲状腺機能亢進症、原発性アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫といった疾患では高血圧になります。
    5. 心臓性 大動脈弁閉鎖不全症では高血圧になります。
    現在治療中の患者数は約700万人、未治療の人を含めると約3000万人いるといわれています。

    • 高血圧
    • 治療法

      高脂血症、高血圧は生活習慣病ですので、はじめから薬ではなく、適切な食事、塩分は取りすぎていないかを、専門の栄養士によるチェックを行い、適度な運動も取り入れ、経過をみます。その上で改善しなければ内服治療となります。頚動脈エコーなどで動脈硬化が起こっていないかも評価します。ここで重要なのは薬を飲まなければならないということではなく、薬を飲むことによって高脂血症、高血圧をいい状態にコントロールすることが、脳梗塞、心筋梗塞などの動脈硬化の発症をまちがいなく予防できます。

    肥満

    肥満は、脂肪が一定以上に多い状態をいいます。脂肪が増えてくれば体脂肪率が高くなり、体重も増加します。肥満は、多くの病気をまねく要因となります。年齢とともに筋肉量や骨量が減り、からだを支える力が弱くなっていきます。そこに肥満が加わると、骨や関節への負担が大きくなり骨折を起こすことも少なくありません。肥満を放置していると、生活習慣病を悪化させ、血管を傷つけたりして、やがて動脈硬化を引き起こします。日本人の場合、もともとインスリンの分泌能力が低いため、少し太ると糖尿病をはじめとした生活習慣病になりやすといえます。

    • 肥満
    • 治療法

      肥満は怖い「病気」です。高度肥満症になると糖尿病、脂質異常、高血圧、脂肪肝、睡眠時無呼吸症候群、腎障害、関節障害、月経異常(不妊症)や、さらに冠動脈疾患や脳血管障害などの重篤な合併症をもたらす可能性があります。肥満治療の原理は簡単なものです。食べる量を減らし運動量を増やせば、劇的に改善するのです。しかし長年慣れ親しんだ生活習慣を変えることは、そう簡単なことではありません。最も大切な事は、肥満治療の経験が豊富な医師、看護師等が患者様をサポートする環境です。また心のサポートも必要になってくるので、まずは医師に相談をするのが大切です。

  • インスリン注射について

    口から摂取する薬である経口剤で血糖コントロールが不良の状態になった場合、膵臓からのインスリン分泌は低下しています。インスリン注射をすることによって、膵臓への負担が取れ、しだいに膵臓からのインスリン分泌が回復します。そのような状態になると、血糖値も低下するため、インスリン注射量も徐々に減少し、最終的にはインスリン注射を中止することができます。ダオニール、オイグルコン、アマリールなどのスルホニル尿素剤を高用量、長期間内服していると、膵臓のインスリン分泌が回復しない状態になってしまいます。このような状態になった場合には、インスリン注射を開始しても膵臓の機能は回復しないため、インスリン治療を中止することが難しくなります。早めのインスリン治療はむしろ膵臓の機能を回復させることができます。